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人狼ゲーム ラヴァーズ【映画】観たので感想とか めっちゃネタバレします

キャラ紹介

 前提として、今回は全員リアル人狼ゲーム経験者。

 

1、主人公女

 目つきがきついロングヘアー。人狼のカードを引いたうえ、恋人に指名される。生き残るには人狼として勝利した上で、もう一方の恋人も最後まで死なせてはいけないという複雑な立場に置かれる。

 今作で、人狼ゲームの運営側の秘密が少し明かされ、それによると、彼女は親に売られて参加することになったということが判明する。シリーズの中でもひと際不憫な境遇である。

 デブが思いの外有能だったおかげでピンチに立たされるが、元運営側だった男がミスしたおかげで助かる。

 最後まで生き残り、ラストは監視カメラに向かってそちら側に行かせろと言っていた。

 

2、赤い学生服女

 学生服で赤って現実にあるのかな? 主人公とともに恋人に指名されるが、カードは村人。とにかく投票されたり襲撃されたりしないようにするしかなく、ほとんど仕事はしていない。

 せっかく生き残ったのに賞金を独り占めしようとした主人公女に屋上から突き落とされておそらく死亡。

 

3、金髪ロン毛男

 態度悪いがけっこう繊細なようで、人狼の活動でかなり気が滅入っている様子だった。

 彼女もちで、彼女のことは別に好きくないとうそぶいていたが、実際はメチャクチャ愛していたようだった。

 強がってはいるものの、シリーズの中でも特に人狼活動に心を痛めているようで、とてもかわいそうに思えるキャラ。

 役者さんが芝居が下手な芝居をしていたのか、いかにも嘘をつくのが下手という感じが出ていた。

 最後は、仲間の人狼だった主人公女に裏切られるかたちで死亡するも、全て受け入れるように主人公女の手をとって微笑んでいた。人狼として行動を共にしたというだけではない、強い絆が生まれていた模様。

 

4、真面目そうな敬語女

 血液の癌で余命いくばくもないらしい。会話途中で急に座り込んだりしていた。

 本記事とは関係ないが、筆者高校生時代、白血病の同級生がいた。3学期出てこず、死亡が伝えられた。特に親しくもなく、会話したこともない他クラスの生徒だったので実感はなかったが、そんなことあるんだと神妙な心持になったのを記憶している。

 それはさておき、村人かつキューピッドに選ばれた彼女は上記の女2名を恋人に指名。選んだ理由は勘であるとのこと。キューピッドは恋人が勝利しなければ生き残れないということで、恋人2名を補佐する立ち回りに。

 預言者を自称して立ち回るが、デブにしてやられて状況はやや不利に。デブの半ば自滅によって救われた感はある。

 最後の投票時に、認めさせやすいと思われたのだろう、主人公女にお前が恋人だと言われ、実際は違うのにそれを認め、死をもって恋人陣営勝利に貢献した。

 

5、デブ男

 冴えない風貌ですぐに死にそうに思えたが、預言者として意外と有能で、自分には怪しい人間がわかるからという根拠でもって、実際に人狼2名を最短で占いだした。しかも1日目は、実際は人狼と占っていたのに、かく乱のためにあえて人狼ではなかったと宣言する曲者ぶりだった。

 かなり優勢で人狼も恋人も極めてピンチだったが、元運営男を下手に脅して反感を買っていたせいで、そこから一気に自分に誘導され、投票を集めて死亡。

 

6、元運営男

 かつて人狼ゲーム開催の手伝いをやっていて、そのときにデブに顔を見られていた。友人が人狼ゲームの賭けで遊んでいたのに付き合っていたが、その友人の金が尽きた折、友人に裏切られて生贄に差し出されてプレイヤーに回される。

 デブが嘘の預言者であるということに賭け、あえて自分の過去を曝け出すことで投票を誘導。デブの処刑には成功したが、実際は人狼でなかったので、その夜に人狼の襲撃に合う。人狼ゲームの裏側を知る限り話して死亡。

 

7、メガネ男

 最初から自ら自分は2回目の参加だと宣言しつつ、仕切りポジションに率先して立った。論理的にゲームを解決していこうという態度は見られたが、人を見下している態度が嫌われ、特に誰かの誘導があったわけでもないのに票を集めて死亡。投票の号令をかけて自ら処刑された唯一の存在。

 

8、地味女

 前回メガネとともに生き残った。情報をノートにまとめるなど解決に積極的だったが、人狼の襲撃に合いあえなく死亡。

 

9、ニット帽男

 生意気で意外にアタマも切れそうという理由で最初に人狼に狙われ死亡。

 

10、ショートカット女

 人狼が誰なのかほぼ確定した後、人狼の所業を強く非難していた。最後の投票に残ったが、状況的に詰んでいた。

 

11、金髪ギャル女

 金髪ロン毛の彼女。彼氏が人狼になってしまったのが不運で、彼氏のことは本当に好きだったようだが、その彼氏に投票を誘導されてしまい死亡。

 

映画の感想

 シリーズ5作目。恋人とキューピッドという役職が登場し、複雑さが増しました。

 これまでほとんど語られなかった運営とやらも語られ、ドラマ性が増しています。金髪ロン毛の葛藤と悲しみは同情を誘うものがありました。

 しかしながら、運営がどうこうと語られたせいで、しかも運営の実態があまりにリアリティがなく、子供じみているせいで、個人的には白ける部分がありました。

 それから、人が人を殺すことに慣れるなんてことを話したくないし考えたくもないですが、参加者全員が修羅場を抜けて勝ち上がってきたメンバーであるのに、処刑時に騒ぎすぎだと思いました。投票受けた人がわめくのは当然でしょうけど、それ以外の人はうんざりするほど見てきた光景なんだし、もうちょっと平静にならないかなと思いました。もちろん、私は人が目の前でそんな風に死んでいくのを見たことないし、そんなものは何回見たって慣れるものではないのかもしれないんですが。

 ショートカット女が人狼を非難しているのも違和感がありました。前回、人狼が人を殺しまくってるのを見てきたはずだし、そういうゲームだし、強要されているとはいえ、自分だって投票による処刑というかたちで殺人に加担しているくせに、なにを今更という思いがしました。

 

 ドラマはいいんですが、リアル人狼ゲームを題材にした映画としてはちょっとはずしてる気がしました。

 

映画の得点

キャラクターの良さ ☆5 自信満々で速攻投票されちゃう人とか、意外と有能な預言者とか、落胆しきっている人狼とか、印象的な人物が多かったです。

ストーリーの良さ ☆3 ある種感動もあるんですが、見方によってはチープに見えます。

人狼の良さ ☆5 シリーズの中では一番人狼の辛さが出ててよかったと思います。

主人公可愛い度 ☆3 ああいう黙ってると怒って見えるタイプが好きな人は好きだと思います。

 

おすすめ度 ☆3