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人狼ゲーム インフェルノ【映画】観たので感想とか めっちゃネタバレします

キャラ紹介

 人狼ゲームシリーズ初の連ドラ「ロストエデン」の続編。

 

1、主人公女

 ロストエデンでは村人。今作では人狼を引く。

 行方不明になった自分たちを警察が捜査していたことを知り、ゲームをしつつも犠牲者を出さないようにして発見されるのを待てないかと、はじめは考えていたが、もう一方の人狼がやる気満々なのを抑えられず、引けなくなったのか、吹っ切れたように生き延びるために積極的に参加するようになる。

 それでも、村人に回ってしまった友人とともに生き残るために、その友人を襲撃の対象から外して、ギリギリまで警察の到着を待った。

 とはいえ終盤では、半ば諦めがあったのか(友人から、私の知ってる主人公女じゃないと言われたのが契機だったように思える)人狼としての活動を躊躇することはなく、最終的には友人を裏切って勝利を手にした。最後はうつろな表情であった。生き延びたとしても、彼女の今後の人生が心配である。

 

2、主人公の友達女

 カマトト。過去に殺人を犯した経験がある。その経緯から、参加者の1人と極めて険悪で、お互いにあからさまに殺したがっていたので、いつ投票されてもおかしくなかったと思うが、場の流れがうまいことよそに向いてくれたのでいちおう最後まで生き残る。

 上記の通り、主人公女の裏切りにあい死亡。今際の際にナイフを握り返り血に濡れた主人公女を見て、絶望の絶叫を挙げた。

 

3、白カーディガン女

 もう一人の人狼。参加者のひとりの男にいかれていて、人狼として足を引っ張りまくっていた。運営とのつながりがあり、私怨により参加者を募った。

 自分と入れ込んでいる男に対して都合のいい思考ばかりをしており、論理的な立ち回りは一切していなかった。よく最後まで生き残れたと思う。

 はじめは主人公女をリードする立場にあったが、思いの男を殺さなければ人狼側の勝利はないという段階に至り、強気な態度は消え失せ、泣きじゃくりながら主人公女に殺さないでと嘆願していた。そんな彼女に主人公女が言い放った、

「泣きながら生きて」

 の言葉は痛烈であった。

 

4、メガネ男

 白カーディガン女に心底惚れられている。が、自身は主人公の友達女にいかれている。

 彼も自分の好きな相手が無事なら他のことはどうでもいいというような態度で、用心棒を引くも、重要な役職ではなく、好きな女の護衛だけをしていた。

 はじめは預言者を偽り、好きな女のことを村人だと言って、投票の対象にならないようにもしていた。

 用心棒だと明かしたことで、最後に確実に襲撃できるターゲットとして狙われ死亡。

 

5、ヤンキー男

 ひたすらに態度が悪く、巻き舌を使いこなす。霊媒師を引いて、それをカミングアウトしていたが、霊媒師を偽った主人公女の誘導により投票され死亡。

 

6、茶髪女

 はじめ預言者を名乗った。二日目の夜に襲撃対象になったが、自分は狂人だと言って人狼2人とともに行動しようとするが、白カーディガン女は聞く耳持たず、殺害された。白カーディガン女も言っていたが、一度部屋を開けたら襲撃対象を変更できないルールなのは確かっぽいので、結局襲撃対象になった時点で助かる道はなかった。

 ちなみに、本当の預言者と狂人が誰だったのかは結局最後までわからない。

 

7、茶髪女の彼氏

 茶髪女が死んで心底悲しんでいた。役者さんが悪態をつくのに慣れていないのか、悪態をつく演技がなんか笑ってしまう。映画58分32秒くらい、

「じゃあ誰を吊ったらいいだよぁー!」

 が笑いどころ。

 

8、地味男

 最初の投票で誰も犠牲が出なかったことから、このまま同じ方法を続けて誰も死なないようにしようと提案した。

 白カーディガン女により最初のターゲットに選ばれ死亡。

 

9、ボーダーのセーター男

 2度目の投票で、論理的には特に怪しいところはなかったが、ヤンキー男に煽られることで騒ぎ立て、半ば自分から票を誘うようなかたちで死亡。

 

10、メガネ女

 論理的な発言をいくつかしてはいたが、終盤の投票で主人公女の誘導を受け死亡。

 

11、若い刑事

 高校生の集団失踪事件の真相を追っている。ネットに出回った過去の人狼ゲームの映像から、人狼ゲームが行われている建物を特定した。

 

12、おっさん刑事

 若い刑事よりずっと年上だが、若い刑事がキャリア組で上司であるため敬語を使っている。娘がおそらく人狼ゲームに巻き込まれて失踪している。

 

映画の感想

 上にも書きましたが、人狼ゲームシリーズ初の連ドラ「ロストエデン」の続編にあたります。ロストエデンは1話約25分の10話構成。そっちも見とかないと、主人公の友達女と白カーディガン女がなんでこんなバチバチなのかなどがわからないかも。

 これまでは人狼ゲーム外部の情報はいっさいありませんでしたが、ドラマからは外部で動く人々も描かれ、人狼ゲームに参加させられた人たちの人となりなども深く掘り下げられました。

 簡単に言うと、白カーディガン女の惚れた男が愚弄され、それが許せなかった白カーディガン女が人狼ゲーム運営に、メガネ男を愚弄した人物を売ったのが事の発端。

 

 ドラマも含めたらおよそ6時間半に渡る長編とだけあって、見ごたえはそれなりにあります。特に主人公女が、村人だったドラマ時から、人狼になった映画では徐々に、まさに人狼というような狂気をはらんでいく様は注目。

 

 ただ、警察なんかが登場してしまったことで、ミステリアスな雰囲気が消え失せ、一気にチープになってしまった印象もあります。

 自分は警察関係者になったことないので、事件の捜査が実際どんなものかはわからないんですが、少なくとも、血塗れでナイフ握っている人物を前に、突っ立ってるだけで確保しないってのはおかいしいでしょう。たった二人で、不審車両ありの情報だけで拳銃を携行して踏み込んでるのも変な気がしました。

 

 だいたい、これまでの人狼ゲームの映像が一般人でも入手できるほどなのに、それまで騒ぎにならなかったのかいと突っ込めてしまい、下手に外部描写をしたせいでおそろしくリアリティを失っています。

 

 過去作でも前半戦後半戦があるのは示されながらも、前後半を同一キャストでやることがなかったので、それを続けてやったことと、前半戦を経て、後半戦でキャラクターがどう変化していくのかを描いている点は、新鮮かつ評価点です。

 

映画の得点

キャラクターの良さ ☆3 主人公女が人狼に染まっていくところはよかったですが、それ以外は普通でした。

ストーリーの良さ ☆3 ドラマも通してみれば、シリーズいちストーリーの深みはあると言えますが、内容自体は格別よくもないです。

人狼の良さ ☆4 覚悟を決めた後の主人公女がいいですね。

主人公可愛い度 ☆4 可愛いです。

 

おすすめ度 ☆3