今週の競馬回顧【有馬記念・阪神C】
阪神C
◎マイスタイル 13着
マイスタイルは最内から行く気を見せるでもなく出たなりで何もせずにコーナー回ってそのまま沈んでいきました。前回メイチで、今回あからさまにやる気なし。買った自分がバカでした。
勝ったグランアレグリアは危険馬とまで言ってしまいましたが、おみそれしましたと言わざるを得ないパフォーマンス。鉄砲がいいのかなと思いました。次走は高松宮記念? わかりませんが、間隔の狭い2走目であれば危険と決め打ちしてみようと思いました。
フィアーノロマーノは相手が悪かったですね。騎手も勝負がかりで、そのせいで人気してしまった点が少し買い辛かったですが、相手弱化で狙い目ではありました。
有馬記念
◎サートゥルナーリア 2着
先日も書きましたが、歓声がどうこう言われていても、個人的には関係ないと思っていました。何があるのかはわかりませんが、東京競馬場の地下馬道がよくないという意見もあり、理由はわからないけどきっとそうなんだろうと思うことにしていました。
サートゥルナーリアは輪乗りに加わらず、離れたところで待機していました。陣営の、力むとやばいという弱点克服のための工夫でしょう。
功を奏したか、結果は2着。1着でなかったところは残念。勝った馬をほめるしかありません。
レースは、宣言通りアエロリットがハナを切りました。そしてハイペースで引っ張っていきます。1000通過58.5と時計がかかってきている馬場状態を考えたら猛ペースといっていいペースで、レースは消耗戦となりました。
先行勢は必然、最後までもつはずもありませんでした。早々に後退したアエロリットはもちろん、手応えよさそうに直線入り口では先頭にたったスティッフェリオも、アエロリットが下がったからにすぎませんでした。
台頭するのは後方待機勢。その中でも充実一途のリスグラシューが、道中はインで力を溜めて直線では外にスムーズに出すという神騎乗に導かれて抜け出しました。
サートゥルナーリアも、1週目のスタンド前でスミヨンが必死に手綱をもんでいるのがわかりましたが、本来は苦手であろうレース展開の中、2着を死守。
ワールドプレミアは(後出しみたいで申し訳ないですが)、すごくズブいかわりに、長距離戦で、スタミナとパワーが要求される馬場であれば持ち味が活きると思っていましたが、割と期待に応えてくれました。今後は、例えば……阪神大賞典でいい勝ち方をしたとして、その後の天皇賞春がすんごい軽い芝の高速馬場だったりしたら危険かなと思います。
そして、話題騒然、縁起でもねーですが、何人かは自殺者も出たんじゃないかと思える、まさかのアーモンドアイ着外。
どこを探しても状態はいいという情報ばっかりだったし、それは事実じゃないとすれば、考えられる敗因はなにか。距離、馬場、ピーク過ぎた? 馬のやる気?
多分、馬場と展開が不向きだったと思います。要は、日本の軽い芝に慣れた日本調教馬が欧州馬場で通用しないのと同じと思います。
戦前から現役続行は発表されていたし、そうするんでしょうが、今後はどうしていくのか……負けたことがあるというのがいずれ大きな財産になるとしても……。
しかし、なんにしても、豪華メンバーで、よどみないペースになったこともあって、見ごたえのあるレースにはなりました。こうっでなくっちゃ! といった感じで、存分に楽しめました。